冷え性の対策と原因について


冬の季節、悩まされる方も多くなる冷え性。
原因から改善し、冷えに負けない体を作りましょう。

冷え性の原因

冷え性には様々な原因があります。
まずはご自身の冷えの原因はなんなのか考えてみましょう。
・血行不良
・筋肉量が少ない
・皮下脂肪が多い
・食生活の乱れ
・自律神経の乱れ
・喫煙
・貧血、鉄分不足
・ストレス
・肌の露出が多い服装が好き
・締め付けが強い下着を着用している

などがあります。

体の熱は代謝によって生み出されます。
代謝とは食べ物を食べた時に取り込んだ栄養素から他の物質を合成したり、エネルギーに変換することや酵素によって起こる体内での化学反応です。
筋肉を動かしたり、肝臓での栄養素の代謝、解毒作用、胃腸の消化吸収や腸の蠕動運動、細胞の修復など体内で様々な代謝が起こる際にATPというエネルギーが使われます。このATPが使用される際にセットで熱エネルギーが発生します。

そして代謝によって生まれた熱エネルギーは血流に乗って全身に運ばれるため、冷え性対策において最も重要視すべきは血行の改善だと言えます。

おすすめの対策

●まずは体を温めて血行をよくする

お風呂をシャワーで済ませている人は5分程度でいいので湯船に浸かるようにしましょう。
締め付けが強い下着や靴下などは血流を妨げてしまうため、締め付けの少ないものを選ぶのもポイントです。
飲み物も冷えたものではなく、ホットか常温のものにしましょう

●運動を取り入れる

女性や高齢者に冷え性が多いのは筋肉が少ないのも原因のひとつ。
筋肉は熱を生み出したり、血液を運ぶポンプの役割があります。
毎日少しずつ運動を取り入れて筋肉量が減らないようにしましょう。

●自律神経のバランスを整える

冷え性がある方はストレスを抱えていることも多いです。
リラックスできる時間を作ったり、ノンカフェインのハーブティーを取り入れるのもおすすめ。

●1日3食しっかり食べる

朝食を抜いているという方も珍しくありませんが、特に朝食は起きたばかりの体にエンジンをかけて代謝を上げる役割があるため、朝食は必須です。
じゃあ昼食や夕食は抜いてもいいのか?と思う方もいるかもしれませんが、食事をすることで生まれる熱(食事誘発性熱産生)の代謝があるため、3食しっかり食べることが好ましいです。朝から食欲が出ないという方はスープやお味噌汁など軽めのものから初めてみてください。

●喫煙習慣をなくす

タバコには急激に血管を収縮し、血行不良や基礎代謝を低下させる作用があるため、今刷っている方はすぐにやめられなくても徐々に減らしていきたいところです。

●食生活の見直し

体を温めるには、ニンニクや生姜やネギ、ごぼうやかぶなどの根菜類、赤身のお肉、スパイス類などを取り入れるようにしましょう。
逆に、夏野菜や温暖な地域で栽培される食材(ナス、トマト、キュウリ、スイカ、メロン、パイナップルなど)には体を冷やすものが多いので注意が必要です。
また、カフェインはとりすぎると自律神経を崩しやすく、冷えにつながるため、コーヒーが好きな方は多くても1日2杯にとどめましょう。
また白砂糖を多く含むお菓子や飲料は急激な血糖値の上昇によりインスリンが大量に分泌されることで体温の低下につながるため、控えるのがおすすめです。
小腹が空いた時には血糖値の上がりにくい低GIの食品を選ぶようにしましょう。

いかがだったでしょうか?
できることから少しずつ取り入れて、ポカポカな冬を過ごしてください♪