気になる顔のむくみについて


お酒を飲んだ翌日や、寝不足の時に気になる顔のむくみ。予定があるのに朝起きた時に顔がパンパンだと気分も下がってしまいますよね。
ですが、むくみは原因と対策を知れば避けることができます!
今回はどうして顔がむくんでしまうのか、顔のむくみの対処法についてご紹介します。

顔がむくむ原因

むくみとは「血管の外側の組織に余分な水分が溜まった状態」のことで、体内の水分の浸透圧(ナトリウムとカリウムのバランス)により起こります。皮膚の下の細胞間に水分が溜まってしまうことで顔が膨らんで見えてしまいます。
原因は様々ですが、その多くは塩分の摂取が多いことやアルコールのとりすぎ、血流の低下、運動不足、睡眠不足、生理前や整理中、むくみが長く続く場合は腎臓・肝臓・心臓の疾患も考えられます。

自分で出来る対策法

むくみが起こらないためにも以下のことに気をつけてみましょう。

●塩分摂取量に気をつける

体内の塩分が過剰になってしまうと、塩分濃度を薄めるために水分を溜め込んでしまいます。
特に外食やコンビニで食事を済ませる際は塩分が多くなりがちなので注意してみましょう。

●糖分の摂り過ぎに注意

糖質にはその質量の3〜4倍のすいぶんと結びつく性質があります。
また、糖質を摂った際に分泌されるインスリンにはナトリウムの再吸収を促す働きがあり、糖質を摂ることで結果的に体内にナトリウムが多く溜め込まれてしまうため、むくみに繋がります。

●積極的にカリウムを摂取する

カリウムには体内のナトリウムを排出する作用があります。
・昆布、わかめ、ひじきなどの海藻類
・切り干し大根、、ほうれん草、枝豆、人参などの野菜類
・さつまいも、里芋、大和芋などの芋類
・干し柿、バナナ、アボカド、メロンなどの果物類
に多く含まれます。
腎臓に疾患のある方はカリウムに制限があるため、かかりつけ医の指示に従いましょう。

●運動して血流を良くする

筋肉は血液を送り出す体のポンプとしての役割があります。
運動不足になると筋力が低下し血流が悪くなることでむくみやすくなってしまいます。
長時間同じ姿勢とることが多い方も血流が滞りやすいので時々立ち上がったりストレッチなど適度な運動を取り入れましょう。

●湯船に浸かって体を温める

体が冷えると血液の巡りが悪くなり、老廃物が体にたまることでむくみにつながります。
しっかりと湯船に浸かって体温を上げることで血流の改善が期待できます。

むくんでしまった時の対処法

●温冷法

ホットタオルと冷たいタオルを用意し、ホットタオル→冷たいタオルの順で30秒ずつ顔にのせるという手順を2、3回繰り返す方法です。
顔の血流が良くなり、短時間ですっきりさせることかできます。血流が良くなるので顔の血色アップも期待できます。

●耳ツボマッサージ

耳には、「渇点」というむくみに効くツボや「疲れ目」という目の周辺をすっきりさせるツボ、「腎」という腎臓の働きを活性化させるツボがあります。
耳のマッサージはメイクをしたままでも手軽に出来るためおすすめです。

●漢方

むくみには「五苓散(ゴレイサン)」という漢方がおすすめ。
余分な水分を体の外に出す効果があります。また、飲酒による頭痛などにも効果的です。

顔のむくみも原因を知ることで対処することができます。
日々の生活や食事の見直しに加えて適度な運動を取り入れてむくみとサヨナラしましょう!
なかなか症状が改善しない場合は受診をおすすめします。

※参考記事
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/pdf/info03k-04.pdf
https://www.kikuimobook.com/article-mimitubo/