サプリメントの選ぶポイントについて

健康のためにサプリメントを飲んでいるという人は年々増加しています。
しかし、たくさんあり過ぎて何を選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
今回はサプリメントの選び方をご紹介します。
日本では口に入れるものは医薬品と食品に分類されています。
さらに食品の中で
★特別用途食品…病者、妊産婦、乳幼児など特別な用途に適するという表示が認められた食品。
★保健機能食品
—特定保険用食品(トクホ)…健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品。表示されている効果や安全性は国が審査を行なって消費者庁長官により食品ごとに許可されている。
—栄養機能食品…不足しがちな栄養素の補給・補完のために利用できる食品。すでに科学的根拠が承認された栄養成分を一定の基準量含む食品であれば、特に届出がなくても国が定めた表現によって機能性を表示できる。
—機能性表示食品…事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官への届出がなされている。ただしトクホとは違い、個別の許可を受けたものではない。
★一般食品(いわゆる健康食品)…栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品といった表示で販売されているもの。機能性の表示ができない。
日本ではサプリメントに関する法律がないため、明確な定義がありませんが、上記に分類されるものが「サプリメント」と呼ばれています。
サプリメントにも様々な種類があります。
目的に沿って選ぶ必要があります。
中性脂肪、血圧、血糖値、コレテロールの数値を下げたいと思い、サプリメント購入に至る場合があるでしょう。
その場合は科学的根拠が保証されたトクホや機能性表示食品を選ぶ必要があります。
インターネットなどで調べたり、知人から〇〇の栄養素がいい!といった情報を聞き、購入される方もいるかもしれませんが健康診断の数値などを気にしてサプリメントを飲む場合は効果が表示されているものを選ぶのがおすすめです。
忙しくてつい野菜が不足してしまうという方はビタミンやミネラルが不足しがちです。
食事で補いきれない栄養をサプリメントで取り入れるのがいいでしょう。
痩せたい場合、サプリメントを飲むだけで脂肪を減らすというのはほとんど不可能で食事の調節と運動を並行することが前提になります。その上で、脂肪燃焼を助けてくれるものや、糖質や脂質の吸収をカットするもの、腸内環境を整えるものなどから自分にあったものを選ぶことが重要です。
持病の薬などを服用中であれば、薬の作用を阻害する場合もあるため、利用する際には医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
体質によってはサプリメントや健康食品でも合わない場合もあり、稀に下痢や腹痛、発疹、体のかゆみ、肝機能障害などを起こすこともあります。必ずしも全ての人に会うわけではないということを理解しておきましょう。
錠剤やカプセルに成分が凝縮したサプリメントは過剰に摂取すれば有害になる恐れがあるため取り過ぎには注意です。あくまで食事で不足している分を補う程度にしましょう。
サプリメントは自分に合ったものを賢く取り入れて健康に役立てましょう。